ルールを守る根拠

仕組みづくりをした後は運用の問題になります。

 

折角の仕組みも、各担当者が仕組みの理解やルールを守ってくれないと意味がありません。その際必要となるのが、なぜこの仕組があるのか、なぜルールを守るのかという説得です。

 

今回はルールを守る理由について。

簡単に言うと、『自分で決めたことは守る』ということです。

当たり前だ! という話なのですが、それ以上でもそれ以下でもない様に思います。

 

上記の理由はシンプルですが強力です。国や地域を問わず、すべてこの理屈で行われています(独裁国家の場合は違いますが)。

 

日本を例に出すと、地域(ぼくら)の代表が国会に行き(僕らに代わって)法律を作るというものです。所謂『間接民主制』です。

 

間接的ではあるものの、自分で決めた法律(ルール)だから守りましょうということです。少し難しい言葉を使うと『治者と被治者の自同性』ということになります。

 

上記を根拠にルール遵守のお願いをすることになりますが、前提としてルールを決める場に関係者がいる必要があります。

時折『こんな当たり前のことを決めるためにわざわざ呼ぶなよ』という会議が存在しますが、ぼんやり聞いていると後で不利な立場になることもありますのでご注意を。